こんにちは。
気まぐれ更新で
YouTubeやブログをやっている
saori です。
気まぐれすぎて
月に1本も動画、ブログ出さないことも
ザラにあります。
そんな私のブログやYouTube。
すごーい過去に出した動画やブログに関しても
コメント頂くことがあります。
それが本当にありがたいです。
そのコメントのお陰で
「久しぶりにまたブログ書いてみようかな。」
という気分にさせて頂きます。
今日はそんな気分にさせてくれたコメントと、
それに関係ある本の紹介をしたいと
思います。
ちょいと前にこちらの動画に
同じ様なコメントを2件頂きました。
ちなみに書き起こしたブログもあるよ!
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【メンタル弱い元看護師】繊細な私が凹んだ時に行っている5つのこと。
この動画に対するコメントがこちら。
動画内で紹介していた小説についてのコメント頂きました。
まさか、まさか
小説の一説に対してコメント頂けるなんて。
やっぱり文章の力は素晴らしいですね。
そんな前置き長くなりましたが
今回は動画内で紹介した本の読者感想文です。
さよなら、田中さん 鈴木るりか著
作者の方なんと、この本を出版した当時、中学2年生!!
この本は、作者が小学生の時に書いた話を改稿したものになります。
読んで頂ければ分かりますが、小学生が書いたとは思えない文章で
作者の鈴木さんは、とんでもない天才です。
あらすじは
主人公は母子家庭で育つ小学生。
母親は、化粧っ気もない、男まさり。
工事現場で泥だらけになって働いている。
ママって呼ぶより、お母ちゃんって感じ。
主人公は母親が母親自身のことや、
父親の事を全く話してくれないので
父親は犯罪者ではないかと考えてしまったり。
友達たちがテーマパークに行くのに
一緒に行きたいけど
貧乏でお金の余裕もなく
毎日泥だらけになって働く母親に対して
おこづかいが欲しいといえなかったり。
自分は、母親のもとから離れた方が
母親が幸せになれるのではないか?
と考えてしまったり。
すっごい貧乏で
いつも半額総菜ばかりのご飯。
だけど、母親と笑いながら楽しく生活できている。
主人公は母親大好きなんですよね。
だからこそ、小学生ながら母親に気を使ったり
あれこれ考えてしまうお話しなのですが。
私自身、母子家庭で育っているからこそ
感情移入を大いにしてしまうお話しでしたね。
そして、
私が好きな文章
「悲しい時、腹が減っていると、余計に悲しくなる。
辛くなる。
そんな時はメシを食え。
もし死にたいくらい悲しいことがあったら、とりあえずメシを食え。
そして一食食ったら、その一食分だけ生きてみろ。
それでまた腹が減ったら、一食食べて、その一食分生きるんだ。
そうやってなんとかでもしのいで命をつなげていくんだよ。」
が載っているのは
最後のお話「さよなら、田中さん」に出てきます。
これは、主人公の母親が言った言葉です。
確かに
辛い時、苦しい時
ついついご飯も食べないで余計辛くなってしまう。
そんな時、とりあえずご飯を食べてその分生きてみよう。
そうやってとりあえず生きてみよう。
......
......
......
なんていい言葉なんだ。
改めて言いますが、作者は中学生です。
なんてすばらしい胸にくる文章なんだと思いました。
とにかく
直ぐに読み終わるし、
誰かしらの登場人物に感情移入すると思うし
感動もするので
ぜひ読んでみてください。
では('ω')ノ