saoriの自由日記

さやか。

社会人になって初めてできた友達。

 

 

彼女の名前はさやか。

 

 

 

 

さやかとの出会いは看護師寮の説明会だった。

 

 

 

社会人として始めて働いたのが

東京の大学病院。

 

東京での初めての住まいは、病院の寮。

寮といっても

ワンルームマンションタイプで

風呂トイレ付、洗濯機だけ共同

門限なしの寮だった。

 

家賃は3万3000円だったと思う。

 

そんな寮に入寮した日の説明会で

私はたまたま、さやかの横に座った。

 

 

私は超人見知りで、めったに自分から話しかけるタイプではない。

 

でもなぜか…その時は私からさやかに話かけた。

 

「今日から入られる方ですよね?

どこから来たんですか?」

 

「…九州です。」

 

「え?私も九州です。」

 

同じ九州出身と知り

テンションがあがる私。

 

 

「…ちなみにおいくつですか?」

 

「実はまだ誕生日来てなくて…19歳なんです。」

 

「ええ?私も実は19歳なんです。」

 

 

「えぇ?19歳?」

 

入寮した日は3月末日。

同じ学年だったとしても

同級生はほとんど20歳になっている。

 

この時点で、私とさやかはまだ誕生日が

きておらず19歳。

 

お互いにびっくりする。

 

「…ちなみに誕生日いつですか?」

 

「…3月31日です。」

 

「えぇ!!!!私も3月31日です!!」

 

「嘘!?一緒??すごいね!!」

 

なんと九州出身だけでなく

1987年3月31日という

生年月日まで一緒と判明。

 

 

えーーーー!!

運命やん!

 

私は自ら名前を名乗った。

「私、○○さおりって言います。」

「私は、○○さやかです。」

 

実は苗字とかも少しかぶっていて…

私はさらに運命を感じた。

 



そこから、お互い

九州から1人ボッチで上京してきたこともあり

私たちはすぐに仲良くなった。

 

 

数日後の3月31日

私たちはケーキを買って

お互いの誕生日を祝った。

 

「なんて素敵な出会いなんだろう。

こんなに早く友達ができるなんて。」

上京早々に友達ができて

私は心底嬉しかった。

 

 

そのあと、配属された病棟は別々になったけど

研修のグループが一緒だったり、

ロッカーが偶然にも隣通しになったり…

 

神様がいるなら

きっと神様が私たちを友達にしよう

とさせているに違いないと思うほど

さやかとは縁があった。

 

 

病棟は違えど、

私たちはお互いの休みを合わせて

買い物したり、カラオケしたり、ご飯いったり

定期的に遊んでいた。

 

誕生日が同じなので

誕生日は2人でお祝いをして

誕生日プレゼントを渡しあうのが定番だった。

 

 

 

共通点はたくさんあるけど、

私たちは趣味も性格も全然ちがって…。

 

でもなんか居心地よくて

大学病院をお互い辞めた後も

定期的に遊んでいた。

 

 

 

東京に上京して5年たったころに

さやかが地元に帰ることになった。

 

さやかは学生時代から付き合っている彼氏と

遠距離恋愛をしていた。

そろそろ将来を見据えて

地元に帰ることになったのだ。

 

 

さやかが地元に帰る何日か前に

私たちはご飯を食べに行った。

 

誕生日まで少し早かったけど

直接渡したくて、私はさやかに

誕生日プレゼントを渡した。

 

そしたら、さやかも

「私も用意してたんよ。」

と私に誕生日プレゼントをくれた。

 

そう、

性格違うのに、

なんか考えてること一緒なんだよなぁ…。

 

しみじみして少し寂しい気持ちになった私に

「さおりが九州に帰ってきたら会いにいくけん。

また、うちのとこにも来てな。」

ってさやかがいってくれた。

 

 

駅でバイバイして

1人電車の中で、さやかがくれた手紙を読んだ。

 

「さおり。

私、東京に1人ぼっちできて本当に不安やったんよ。

そんな時、さおりが話かけてくれて本当に救われたんだ。

さおりとの共通点いっぱいあって

本当運命かなって。

さおりと友達になれて本当に良かったなって。

本当にありがとう。」

 

…違う、救われたのは私の方なんだよ。

 

一番最初に話しかけたのが、

さやかで本当に良かったって思ってるし

私こそ、さやかがいたから頑張れた時あったんだよ。

 

 

私は山手線の電車中で、手紙を読みながら大号泣した。

きっと周りはドン引きしていたに違いない。

でもそんな周りが見えないくらいに私は泣いていたと思う…。

 

 

 

 

 

 

家に帰って、さやかからメールが来ているのに気付いた。

 

「さおり~

さおりからもらった手紙読んで、

電車で泣いてしまった~(/_;)」

 

いや…

こんな時まで同じことしてるやん。

 

 

ほんとに、私はさやかと友達になれてよかったって思った。

 

 

 

 

 

 

 

さやかと出会ってから15年がたった。

 

あの後、私が今度は九州に帰ることになり

九州に帰ってから私はさやかと何度か会った。

 

さやかの結婚式にもいけた。

 

 

社会人になってから

こんなに仲良しな友達ができるなんて思ってもなかった。

 

 

ここ数年は会うことはできていないけど

コロナ落ち着いたらまた会いに行きたいと思う。

 

 

 

さやか

私と友達になってくれてありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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